脊柱管狭窄症の特徴と原因

「腰部脊柱管狭窄症」とは「腰にある脊柱管というホースが狭くなっている」という事です。

私たちの身体、頭（脳）を中心にして神経が全身の隅まで行き渡って情報のやり取りをしています。
木の根が地中に張り巡らされているかようです。

その中でも中心となる太い根（神経）は　　　　「脊髄（せきずい）」と呼ばれて背骨の中を通っている管（ホース）を「脊柱管（せきちゅうかん）」と呼びます。

この「脊柱管（せきちゅうかん）」が様々な原因で狭くなってしまうことが「脊柱管狭窄症」で起きている状態です

中等度の「脊柱管狭窄症」で手術ができないか拒否した人たちを4年間経過観察した結果

・15％→症状が悪化
・70％→症状が不変
・15％→症状が改善

この結果から2～3年は経過を観察してよいと結論しています。

◦腰痛　足の痛み　足のシビレ

◦歩くと悪化

◦長時間立っていられない

◦座ると楽になる

◦間欠性跛行

※間欠性跛行：一定期間歩いていると足に痛みやだるさ等が出て歩き続けられなくなりますが、いったん　前かがみになって座っていると再び歩けるようになるというものです。身体が反っていると「脊柱管」は狭くなり、丸くなると反っているときよりも「脊柱管」が広がるためです。

◦脊柱の加齢による変性

◦背骨のクッション様になっている椎間板がつぶれてくる

◦背骨の上下を繋いでいる椎間関節の軟骨がすり　減って関節が痛んでくる

これらの変形によって脊柱管が狭くなって神経、　血管が押さえつけられる（圧迫）されると足がシビレたり、痛みが出てきたり、長い時間歩けられなくなるなどの問題が起きます。

◦脊柱管の異常可動性や不安定性　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人より良く動いたり、グラグラ動いて不安定の場合、普通の人以上に圧迫ストレスを受けます。